どうも母親の調子が悪いのは風邪ではないようで。医者にかかってみても、原因不明だとかでどうすることもできないとか。
「それって結構危ないんじゃ…………?」
リクセンか……。今はただ微熱が続いている状態だけど、あんまり楽観視できないのも事実だな。でもできることといえば限られてるし、あとは祈るしかないだろう。
「まぁ…………それはそうだけどさ…………」
つか、俺自身もなんか疲弊が激しい。相変わらずの鼻詰まりのせいで夜もなかなか寝付けないし、眠りも浅い。
「快適に過ごす秋、ってわけにはいかないねぇ……」
む~ん…………仕方ないのは確かなんだがのぅ…………。そうそう、昨日けっこう久しぶりにPSOをやっていたわけだが。
「そういえば珍しく遅くまで起きてたね。いつもなら22時には倒れてそうなものの」
うむ。PSOに行く時間帯になるまでが眠たかった。いったら眠気飛んだけど。
「…………ヘンな身体」
やかまし。んで、結局29時まで起きることになり、これまた久しぶりに昼近くまで寝てしまう。
「最近は結構まともな生活に戻っていたしねぇ~…………。それで?」
すっげぇ眠い。
「………………やっぱりか…………」
いきなり睡眠時間がずれたせいか、一日中眠気が取れんかったのぅ……。あくびとくしゃみを連発。結局夕方辺りに倒れてしまったし。
「ちょっとくらい仮眠とればよかったのにねぇ……」
ちとやることもあったし、寝過ごすとやっぱり気まずいからな。それにまたしばらくできないわけだし、後腐れなくやりたかったから。
「なるほどねぇ…………。だからまたアレをやっていたわけか」
…………まぁな。正直、短編のネタ作りに――とも思っていたんだが。で、ユーリィの話もないし、作ってみようかと。でも失敗。
「なんで?」
ん~…………なんとゆーか、ユーリィの性格が主人公格にそぐわない……とか何とか言ったら明後日あたりがちと怖いけど……。とにかく、俺の小説の書き方だと非常に書き進めにくいキャラだったというわけだ。
「今まであの娘を主人公にしなかったのも、それが理由?」
そういうつもりはなかったけど。無意識のうちに感じていたかも知れんのぅ……。準主人公格としては最適なんだが、どうもあいつの視点で書く――というのは…………。
「…………薄々は分かっていたと思うけど……」
……まぁな。そもそも性格が少しボケてるあたりが、話をまとめる要素としてまったく使えないし……。
「なんでそういう風にしたのさ?」
どっちかというと、したというより勝手になってしまった。PLの性格が反映?
「………………いやまぁ……なんかすっごい納得できるけど。反論の余地無しって位に」
ほっとけ。それにユーリィは結構初期のほうに作ったキャラだから、いろいろと設定の矛盾やら二重やらがあってのぅ。あんまりそれを直していなかったのが失策か。
「…………明後日がどうなるか覚悟しておいたほうがいいね」
ぬぅ…………。まぁそのときはそのときだ……。つか、どう考えてもユーリィがシリアスな展開を行うってのは無理がある。
「…………なんかそれ、すっごい危ない発言じゃないか?」
誤解するなよ。別にあいつ自身の問題でできないってわけじゃなく、舞台的にPSOでは無理くさい。シリアスな展開を用意すると、なんかPSOでなくなる。
「ははぁ…………なるほど。そういう意味での無理ってことか」
うむ。昨日も一部シリアスな展開があったわけだが、なんか小説には向かん。困った。
「無理に使うとすれば、けっこう変更が必要じゃない?」
そうだのぅ……。まぁ晴天の霹靂も結構誇大表現、フェイクの描写があるけど。
「いいのか? ンなこといって……」
まぁ、PSOを知らない人には何がフェイクかはわからないようにしてあるし、やったことある人は一発でバレてるから。意味ないっちゃ意味ない。
「…………をいをい」
でもせっかくキャプまでしてやったわけだし、なんらかの形で作品にはしたいのぅ。こっちの設定はいくらでも変えられるが、同伴者の設定は勝手に変えるわけにいかん。
「そりゃねぇ。勝手に変えてしまったらその人の著作権を侵害してしまうわけだし」
なんとかしていい逃げ道を…………。そもそもそれほど悩まなくても、ユーリィの設定をもうちょっとマシにすれば済みそうな気がする……。
「あ、今ごろ気づいたのかい?」
……………………。
「……………………………………」
ふ…………まぁ、いつでも遠回りというのは真理を見つけるための近道だ、ということさ。
「役に立ちそうで立たない言葉だね……」
シャラップ。そろそろ時間も押してきてるし、今日はこの辺で幕引きというこう。
「もうちょっと早めに気づいてくれりゃ、済んだ話なんだけど」
…………まぁいいのさ。(涙)
「未練たらたらだねぇ」
ではでは、今日はこの辺で~。
「また次の機会に」
Comment