4月辺りから急に新種のウィルスが増え始めているようです。
といっても少し前のあったウィルスの亜種なんですが(^^;
ウィルス名はKlezと通称されています。
Klezは昨年あたりから出現していたウィルスですが、先月辺りからその亜種が猛威を振るい始めたようで。
亜種の中には奇数月の6日にCドライブのデータを消去するなんていうえぐいものもありますが、
基本としてはPCに対する破壊活動は少ないようです。
ただ、個人情報の流布やセキュリティの弱化などのプログラムは持っており、決して危険でないとは言いません。
加えてチェルノブイリウィルス「W95.CIH」という、BIOSを書き換えてPC自体を使用不可にしてしまうウィルスが乗っていることもあり、
Klez自体には破壊活動性はないものの、システムが使用不可になる危険性があります(汗
とくにKlezの特徴的なものとして、成りすまし機能を持つということだとか。
アドレス帳やHDDのWebページのキャッシュ情報からメールアドレスを取得し、
それを送信元としてばら撒くタイプだそうですΣ( ̄□ ̄;
これについて厄介なのは、送信者にウィルスの感染を指摘しても実際にはその送信者は感染していないのであり、感染源の特定を混乱させることです。
この成りすまし機能は昔から存在していたようですが、Klezはウィルスチェックソフトなどにも働きかけて誤動作を起こさせるなど、
既知のウィルスの持つ能力をあわせた、複合型のウィルスだということです。
……と、淡々と書いてきましたが、こーゆーウィルスなんて物は対策ができていれば感染はしないものです(^^;
それでもこれだけウィルスが蔓延するというのは、ユーザーのセキュリティの認識の甘さとウィルスの脅威に対する関心のなさが指摘されています。
とくにアウトルックでのプレビュー感染については、去年のコードレッド辺りから言われてますが、
オプション設定でプレビューをきるようにしている人はどれだけいるでせうか?
もうファイアウォールなどもパーソナルを冠するほどに大衆化されていますけど、普及率はまだ低いんですよね…………
実際痛い目にあうと絶対分かると思いますが(^^;)BIOS書き換えられてしまったらメーカーに頼まないと復帰不可ですし……
後悔先に立たず、の前に鍵をかけておきませう(笑
というかZDNetで見ていて驚いたのが、病院でウィルスに対して何の策も講じていないというところが1割くらいあったこと。
地方自治体などもまだまだ関心が薄く、個人情報の流出が懸念されている、とか何とか……(^^;
さすがにビジネス最前線でゆく企業はパーソナルファイアウォール導入率が高いですが、それで9割あるかないかですしねぇ……
病院のパーソナルファイアウォール導入率は35%弱…………いいのかこれ(汗
今の日本でもなにかと医療に対する不信感が強いのに、これで患者さんのリストとかが流出してしまったら目も当てらんないよーな……(汗
手軽さ・便利さの裏には、必ず何か犠牲になっているものがありますから、その犠牲を見落とさないよーに……(^^;
とりあえず、自分のよく使うアプリケーションのオプション設定くらいには目を通しておくのが第一歩かな?
これを見ている人ならIEとかNNとか、メールをよく使う人ならメールソフトの設定ですね~
不必要なものはチェックを外し、不必要な機能が出ないようにカスタマイズするのが基本です。
意外と便利な機能や煩わしかった機能の削除方法を見つけられたりして(笑
ではでは。今日はこの辺で~
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