父親に頼んでいたLANケーブルがようやく手に入ったため、なんとかサーバのほうもLANに組み込ませられるな、とか思った矢先。ルーターのポートが4つしかなく、それぞれ自分のPC、弟のノートPC、父親のノートPC、ドリキャスで埋まっていました。( ̄□ ̄;)
「あの~…………最近その話ばっかりよね?」
おぅ、ユーリィ。だってなぁ、書籍がきやがらねぇからこうやって気を揉むわけになるんじゃないか。
「ほかに話題は?」
ない。
「………………そ、そう。正直な意見、ありがとーございます……」
うむ。……どうにもバカにされた気がしてならないんだが……。まぁそれはいいけど、LANが足りないせいでカードが一枚必要になってしまった。LANカード自体は安いんだけど……。
「昔、ルーターじゃないけどいろいろパソコンを繋げていた機械ってなかった?」
ハブのことか? まぁあるにはあるが、どーせ父親も弟もPC使ってないからそっち外しても問題なし。それに、わざわざルータを介してサーバに接続しなくても直接サーバに従属できるならそのほうが何かと都合がいいし。
「ふ~ん…………。何でかしらないけど……」
そのあたりはちと説明が面倒だし、ネットワークに関する知識を多少――せめてLANが簡単に組める程度にはないと理解しにくいので割愛。じゃんぱらでLANカードを買えば激安、10BASE~Tなら96円。
「…………何それ?」
何について疑問があるのかは知らんが……。LANカードってのは、パソコンとかの機器同士を接続するための出入り口のカード。LinuxならNE2000互換て奴がいるんだが。10BASE-Tはネットワーク規格のことで、10Mbpsで通信ができる奴だ。インターネットが8MのADSL級までならこれで十分。最近は12MのADSLサービスもでてきたけど……。
「…………そんなことはどうでもいいんだけど…………なんでそんなに安いの……?」
じゃんぱらについてはもう言うことはないんだけどなぁ……。別に10BASE-Tだけなんてはっきりいってショボいし、ドライバも何もないカードのみ。フツーは10BASE-T/100BASE-TXのスイッチができるカードが一般的だしな~。じゃんぱらのジャンクはどこまでも安いのだ。
「つまり、もう用済みで使えなくなったから?」
LANカードの性能はもうとっくの昔に限界まで達してしまったしな。あんまり影響はない……。あるとすればドライバの問題か。Windows98くらいなら問題なく使えるだろうが。
「なんだか異常な世界だね……」
そうでもないぞ。そうは見えないだけで。
「それってつまり異常ってことでは…………」
さすがにジャンクを使い始めたころに見かけたCPUが20円には驚いたけどな。もう使えるPCがないくらいの古いものだけど。要はその性能がこちらの要求を満たすかどうか、だ。じゃんぱらの性能表ではLinux互換があるのかどうか分からん奴が多いし、100BASE-TXの速度まで出せる奴なら新品も値段はさして変わらん。とくに今回は互換性がないと痛いからな。
「重要なのはジャンクショップも新品も使い方次第ってわけね」
うむ。ジャンクで性能変わらん・安いんならジャンクで揃えたほうがいい。そのおかげでPCサーバが2万円以下で組めたわけだから。
「で、それはいいけど結局どうするの? まさかほんとにほかのパソコンのケーブルを外すつもり?」
しばらくは、な。もしかしたらサーバ性能に不満を感じてCPUの交換やメモリの増設も考えなければならなくなるかも知れんし。そうなればついでにLANカードを買うつもりだが。ほかにもインターネットに接続すらできていないサーバに自分のPCをクライアントにするわけにもいかんから、Linuxでインターネットに繋がるのを確認してからクライアントにするつもりだ。どうせドメイン取得やら情報の更新やらで数日はかかる。
「へ~…………何のことだか、いつもさっぱりなんだけどね」
むぅ…………事実上ではPSOの科学力は現実世界より上のはずなんだがな……。
「そんなこといっても、むしろそれで言うなら差がありすぎてまったく別のことのようだし……。もっとも私自身もあんまりそーいうのには詳しくないんだよ?」
そういえばそうだったか……。ベルナーあたりなら分かってくれそうだがなぁ。
「まぁ……ベルナーさんみたいなアンドロイドの方は理解できるかもしれないけど……。もうちょっと、面白い話してくれない?」
面白い話……? そういえば、今日はMP3プレーヤー実質専らWMAプレーヤーのアプリの調子が悪くて最新VerをDL・インストしたけど。
「……その話のいったいどこが面白いの……? パソコンのことからちょっとは離れたほうが…………」
今月に入って自転車のチェーンが3回も外れて危うく遅刻しそうになったこととか?
「…………一過性の笑いは取れるかもしれないけど…………危ないわね~……。修理なさいよ……」
う~む…………しかし夜な夜な全身裸の変質者が包丁などの刃物を持って徘徊しつつ奇声を上げながらご近所迷惑なことのみしてくださっているわけでもないし……。
「…………そんな人見かけたら通報しなさい。即座に。何をおいても最優先で」
出会い頭に、あからさまな中年過ぎのおっさんスメル出してそうな小太り男の外見で『きゃ~!』とか少女声で叫ばれても嫌だな。あまつさえ、身振りありで。
「……そんな人、絶対会いたくない……」
こーいう話がいいのか?
「絶対ヤだ」
ンなワガママな……。
「……正当な権利、というかむしろ当然だと思う」
別に俺は話術に長けているわけでもないし、あんまり波瀾万丈な人生を送っているわけでもないんだぞ。面白い話題があったら即座にネタにはできるが。
「それが得なのかどうかは疑問だけど…………ヘンなこと話しているうちに時間になっちゃったよ」
お……結構時間過ぎてしまったな。いつのまにか50分も経ってしまって。
「姉さんも貴方にヘンな話を聞かされて泣いたとか…………そーゆーのは却下だからね」
ヘンな話っつーか……ただの実話だが。その名も『隣のアニキ』
「………………姉さんがなんで泣いたのかなんとなく分かった気がするわ……」
聞きたくないか?
「当たり前でしょ! ついさっきそう言ったばかりでしょうに」
むぅ……まぁいい。んじゃ、今日は幕引きと行こうか。
「貴方がヒマしているときほど変な話に付き合わされてこっちが疲れるよーな…………」
多分気のせいだ。
「多分って言ってる時点でなんかヘンだって気づいてよね…………」
ではでは、今日はこの辺で~
「また次の機会にお会いしましょう」
Comment