すいません、私が悪かったんです。いっつもこう反省しながら机に向かうハメに陥っていく管理人。あぁ、時間がほしぃ…………。
「…………そう思う前に、勉強をはじめればよかったじゃないですか……」
ふ…………分かってないなティナ……。そんな奇抜なことを思いつくなら、はじめっからこんな苦労はせんわぃ。
「奇抜なんでしょうか…………。でも、それが分かっていてやっていたんでしょう？」
うぅ…………。いっつもそうさ。分かっちゃいるんだけど、面倒臭さが先に立つ。というかそもそも勉強する習慣がないんだから、急に8時間もやるなんて不可能なんだよなぁ……。
「……あの、それ……言い訳に全然なってませんよ……。急にやるのがダメだったらコツコツやるしかないじゃないですか」
コツコツやるのは苦手だ。
「………………では、いったいどーしろと…………？」
泣く泣く教科書持ちながら徹夜でゴー、かなぁ…………。
「とかいいつつ、こんなことを書いているわけですが……」
あぁ！ 冷静にナレーションせんでくれ！ なんというか、英語とか古典とか英語とか地理とか英語とか英語とか英語とかそういう暗記科目はやっぱ時間がかかるのだよ。
「それはもう、中学校のころから分かっていたんじゃないですか？」
いやぁ、中学校のころはテスト勉強さえしてなかったし。高校入ってから気づいたかのぅ。
「……………………はぁ…………だったら、少なくとも2年間半は気づく時間があったのでは？」」
うむ。それなんだが。人間、2年半じゃ性格変えられないよなって。
「…………それはそうかもしれませんけど……。苦労するのは貴方ですよ？」
ふ……それはじゅーぶんわかっとる。だからこそ俺は、こういうテスト対策の秘儀を身に付けることができたのだ。
「秘儀？」
テスト範囲内を丸覚え。
「…………いやあの……それって効果あるんですか？」
なにをぅ。これほど効果の高いものはないぢゃないか。覚えられれば。
「そんなことが簡単にできるんだったら、わざわざ英単語のリストを作らなくても……」
そりゃそうだが…………。前向きな努力はする。
「努力だけではちょっと……」
なぬ！？ お前は努力を否定するんか！？ かの有名な某エンジンと書いてしまったことがあるあの人も、99%の努力と1%の才能といってるではないか！
「否定はしませんよ。ただ、努力している時間が短すぎるっていってるんです」
……げがふぅ……。せ、正論に負けた…………。
「……普通は勝てそうにないんですが……。って、確信犯ですか？」
黙秘。
「…………沈黙が雄弁に何かを語っているような気がしますが……」
うぬぅ……沈黙を肯定と受け取るのは日本人の気質だそうだが、お前は日本人ではないはずだ。
「…………つまり？」
…………いや、まぁ肯定とかなんとか取らないで欲しいなーっと……。
「普通はそこまで言われると気づきそうなものですが……」
でも良く考えたら日本人でもないのに日本語を話せるとかなんかヘンだよなー。かといって架空の人物に架空の言葉をもたせると意味わからなくなるし、その作品内なら日本語に訳されてかかれているとかなんとか理由をつけられるけど。こーいう対談とかだとどーなるんだろーか？
「…………そんなこと考えてるヒマがあるなら勉強をすればいいじゃないですか……」
なんというか、ちょっと疑問に思ったら徹底的に考え抜かないと気がすまない性質です、ハイ。そのおかげでよくテストの時間配分にミスったりします、ハイ。
「口調変わってますよ…………。別に貴方がその架空の言葉を話せるってことにしたらいいじゃないですか」
をぅ、そりはいいけど。…………ってもそれってつまり、俺が考えた言語っていう解釈になるよな？ 当然そうなると俺が知っていてもおかしくないわけだが……そうなると架空の言語ってのもなんか矛盾しているような……いやしかし文化が成立してこその言語であって、その文化がないわけだから架空でもいいのか……？ でも文化がなくても言語はあるし、けどそれは過去に存在したものかもしれないし……。
「…………あの～…………いろいろ思考中のところ申し訳ないんですが、そろそろ時間ですよ……？ ほんとにテスト勉強に取り組んだほうがいいのでは……」
……ぐげふぅ…………。もう22時か……。睡眠時間3時間で行くかのぅ……。（血涙）
「睡眠をとるか、テスト勉強の時間を取るか、ですけど……」
うぅ………………ま、自業自得だからしょうがないンだけど…………んじゃ、幕引きにしますか。
「とりあえず、体は壊さないように……」
うむ。ではでは、今日はこの辺で～。
「また、次の機会にお会いしましょう」
Comment