自分が活きるための生き方ってなんなんでしょうね? 勉強然り。遊び然り。生きていること自体が勉強だという人もいるかもしれません。
それらも間違いではないでしょう。ただ、それが唯一の答えではないはずです。他にも答えはあってもいいんです。
……と、なんかふと自分の(約二週間ほどの)大学生活を振り返ってみました。(早)
『大学生がしなければならない50のこと』……という文庫を読んでの感想ですが。この本、大学生活というか生き方そのものを問うてます。
大学生の一時間は、老人の一年に匹敵する。だから無駄に過ごしてはいけない――というのは著書の言ですが、すごい感銘を受けました。
一番今の大学生が犯しやすい無駄というのが如何なるものか、高校で化学の教師も言ってましたが、金を稼ぐためのバイトだそうで。
その高校教師曰く、「俺の友人が『大学時代に百万円貯めたぜ』とか言っていたが、そんなもん大人になれば年収600万くらいにもなる。大学4年分が会社の二ヶ月と同等なんて虚しいだろ」という笑い話ですが、まったくもって同じようなことが本にも書いてました。
お金を稼ぐため、というのは遊ぶ金がほしいからというのが一番大きな理由でしょう。管理人自身も痛感してますが(苦笑)大学ではとかくお金がありません。
お金というのは一番必要なときには巡ってこないというのも納得です。限られたお金の中で、どれだけの時間を有用なものに費やせるか。
でもそれってある意味贅沢じゃないでしょうか? 社会に出れば暇など真っ先になくなるものだといいます。それは周りの大人、状況を見れば否定する材料はないでしょう。
学生は金がない代わりに暇があります。お金は暇に取って代わるものか?というのは人それぞれでしょうが、少なくとも管理人の観点では暇>金ですね。
暇があればそれだけ可能性が作れるでしょう。それこそお金を生み出すための知識や技術の習得のためにも。それをむざむざバイトに費やしてはもったいない、というのが著者の持論でした。
経験のためのバイト、というのも聞きます。それは確かに都合がいいようですが、所詮バイトはバイト程度の技術しか身につかないというのは明白です。
ある企業の話では、「大学時代に何をやったかと聞いたとき半分くらいは『バイトをやってました』と答えます。だけど、バイトはバイトで企業の採用に有利というのはあまりないですね」とのことです。この事実の受け取り方は人それぞれですが。
何のための経験か? それが重要ではないでしょうか。自己発展のためや将来の職業のさわり、というのなら多少には役に立つでしょう。でも本当にそんなことを考えてバイトをしている人が一体どれだけいるんでしょうか?
金がなければ何もできない――というのは確かにそうです。だからといってバイトをするのは早計でしょう。
奨学金があるんです。親も支援してくれている部分があるんです。最大限活用するのが活きるための生き方です。
そしてそのお金を、自分の夢につぎ込むこと。つまり、夢を得るための勉強です。勉強なんて言葉自体にひく人もいるでしょうが、自分による自分のための勉強です。タダで勉強していても身につきません。だから自分への投資も必要です。
できればその本はすべての学生に読んでもらいたいものですが、さすがにそれはしません。というよりできません。(物理的にもね)勉強をやりたくない人には勉強はさせないのが礼儀ってもんでしょう。嫌々学んでも仕方ありません。
なので、最後に最も好きな文章を引用して締めることとします。
アルバイトをする時間があったら勉強しよう、寸暇を惜しんで勉強しよう。君の両親は君を働かせるために大学にやっているのではありません。勉強させるために、学費を払っているのです。 ~中略~ 今日の一時間は明日の一日より貴重なのです。君の今の一時間はいくらですか? それをアルバイトの時給と交換しても惜しくはありませんか? 時間は、買うことができないのです――
(『大学時代しなければならない50のこと』 中谷彰宏)
……なんか雰囲気が重くなっちゃったので、気分転換にどうぞ。逆転裁判て結構いいもんだネ(笑)
→ 2ch的 逆転裁判
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