FINALDATA(Enterprise Network)とかを使った、HDD復帰方法のメモ書きッス。興味ない方は飛ばしてくだせぇ。使用ソフトは、『FINALDATA2.0 Enterprise Network』、『Stirling(バイナリエディタ)』、『Acronis DiskEditor』です。
注意。いきなりですが、企業向けのEnterprise Network版以外のバージョンのFINALDATAでは以下の方法が使えません。何故なら、企業ではその会社独自のファイルフォーマットを使用したりするので、企業向けのFINALDATAではその設定を行うことが出来ます。Whiterなどのファイル情報を破壊するトロイからの復帰の場合、この設定を利用して復帰させることが出来ます。
メモ。Whiterはファイル情報をHDDの最初のほう(ディスクの外側)にまとめて記述するっぽい。なので、それ以外の領域にあるデータは残っていることがある。通常の削除ファイルからの復帰だとファイルサイズが33バイトになっていて正常なデータにならない。クラスタスキャンにより、回収ファイルから復元する必要がある。ちなみに.docや.jpgなど一般的に使用されている拡張子は元から定義されている。未確認だが、カスタムフォーマットの指定が必要ないなら別バージョンのFINALDATAでもいいかも。Stirlingで読み取りたい種類の正常なファイルをいくつか比較し、ファイルヘッダを取得する。例えば、ePSXeなどのプレステエミュで使われるメモリーカードデータファイル(.mcr)は、「4D 43 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00」という感じ。これをFINALDATAのスキャンドライブ選択時、「新規ファイル形式」ボタンからCFLファイル編集を行うことができる。あとはクラスタスキャンを行い、回収ファイルから目的のデータがあるかどうか調べる。
DiskEditorの場合、データ検索がFINALDATAより高速で直接データ抽出が可能だが、ファイル形式でまとめて抽出できないことやファイル形式に対する理解が相応にないと復元できない。
復元前の注意。FINALDATA等の復元ソフトを使う場合、デフラグをかけてはいけない。デフラグをすると断片化したファイルが整理されて一見抽出しやすそうに思えるが、ファイル位置がばらばらになってしまうため、復元率が極めて低くなってしまう。デフラグが効果的なのは、ディスクイメージやバックアップを作成する時など。
今回得た情報を簡単にまとめるとこんな感じ。実際にまとめる時はもうちょっと分かりやすくします。これは俺が忘れないための覚書ということで。
Comment