今日はちょっとネットワークの専門的な話になります。というか愚痴です。主題の通り、DNS情報が伝播してこないことについてなのですが、分からない人にはちっとも面白くない話なので軽く流してください。
26日0200時前後にspherewind.comの登録代行を行ってもらっている、VALUE DOMAINからネームサーバの変更、DNS設定を行ったわけですが、未だにプロバイダのアルファーネットにはその設定が伝播してこないようです。何がおかしいって、ホストが@とmailなら既に伝播してきているのにwwwだけが何故か伝播してこないというヘンな状況です。おかげで自分のサイトが確認できないのでちゃんと見えているかどうかもわかんないし、コラムのアップロードにさえFTPを使って直接ログに書きこまなければならないという事態に。まぁサイトは数日前から試験運転を繰り返していましたから、たぶん大丈夫だと思うんですが……。
ともかく、このDNSが伝播してこないというのが厄介なのですよ。ローカルのhostsでドメインとIPをマッピングしても、結局問い合わせるDNSサーバーでは変更されていないので意味がナッスィング。コンピュータというものは瞬時にデータをやり取りするものだから、DNS情報が伝播するのに数日かかるという事実は多少奇妙かもしれませんけど、実際24時間程度かかることもあります。DNSサーバにはDNS情報をキャッシュするシステムがあり、DNSキャッシュが存在する事で高速にアクセスできるのですが、このキャッシュシステムが曲者です。キャッシュにはTTL(TimeToLive)が設定されており、そのTTLで指定された秒数を超えない限りは新たにDNSサーバへ問い合わせる事をしないのです。DNSクライアントから名前解決の要求が来ても、キャッシュにデータが存在すれば問い合わせをすることなくキャッシュデータを返すわけですよ。このTTLは86400秒(1日)など割と長期間に指定できるので、これによってDNS情報が伝播するのに遅延が出てくるわけです。普通はンな長い時間を指定したりしませんが。
アルファーネットの不思議なところは、何故@とmailは伝播してきているのに、wwwだけ伝播してこないのかということ。wwwだけTTLが長く指定されているという事が有り得るんでしょうか。そこらへんの裏事情は分かりませんが、既に24時間以上経過しているにも関わらずまだDNS情報が変わりません。最長1週間程度かかることはありますけど……。というわけで、俺が強く主張したい事は、アルファーネットはさっさとDNSキャッシュを消去しやがれってことだ。まぁ更に上位DNSサーバのほうがまだ切り替わっていないんかもしれんけど。
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