最近Linuxの話題で持ちきりになってしまってますな。もしかしなくても、多分一部の人にしか通じていない可能性が大。具体的にはこの人くらいか。けどまぁ、ぐだぐだ書き連ねるだけの個人的チラシの裏だから問題ないよね、ウン。
というわけで、懲りずにLinuxの話題。今日はTurboLinux Desktop Trial(TLDと略)とSuSE Linux 9.2 Professional(SUSEL9.2と略)を試してました。
TLDのほうは、インストールの簡潔さとマルチメディアの対応が素晴らしいです。トライアルなので商用系のアプリは含まれていないものの、操作性は悪くなし。ただシステムに関係した設定を弄る際、中途半端なGUI化が邪魔してくれて面倒なことに。GNOMEばっかり使ってきてKDEウィンドウシステムに慣れてなかったというのもありますが、使い勝手がいまいち。KDE自体は気に入ったんですけどね。
SUSEL9.2は、同じくインストールが楽勝でした。YaSTというパッケージ管理ツールは、LinuxWorldの特集で言われていた通り、今まで使ってきた管理ツールの中でも最高の性能を誇ります。マジで。設定ファイルを直接弄らなくても、GUIでかなり細かいところまで設定できるというのがGood。しかしデバイスドライバ関連がちょっと脆弱で、モニタ類のドライバ自動選択が思いっきり間違ってるわサウンドドライバは機能しないわでがっかり。ついでにATOK Xもインストールできるかと試してみたもののさっぱり受け付けず。システム面が優れている分、惜しいと思います。
結局(Redhat7・8・9→)Fedora3→TurboLinux→SUSE Linuxと進んできたものの、なんだかFC3に戻りそうな予感。インターフェース面のWindowsライクな良さを気に入ったというのは、ディストリの問題ではなくKDEのおかげですし、デバイスドライバの対応状況、メディアなどの扱いを考えるとやっぱりFC3……というのが正直なところ。TurboLinuxはFTP版が存在せず有償でしか手に入らない上にGUI操作感覚系で少し脆弱なので選択肢にはならないと思いますが、SUSE Linuxは管理ツールなどが優れている分かなり惜しい。FTPで無償版が手に入るというのも大きなプラス点です。加えてSUSEL9.2はATOK for Linuxに正式サポートされており、この点で(公式には)サポートされていないFedora3よりもいいかと思うんです。
他にはVine Linuxという選択肢もあったんですが、ディストリとしてのアドバンテージが日本語の扱いに優れているというくらいしか思いつかず、現状ではFedoraでカバーできそうなので評価していません。むしろVineは大学で使っていましたけど、頻繁に落ちるCannaに嫌気が差して、課題プログラミングのコメント行を全部英語で書いてやったりしたという若気の至り的な苦々しい記憶があるのでそれのトラウマもあるというか。自分の環境でインストールすればまた違った味が出るのかもしれませんけど、どうしてもRedhat系クローンOSとしか思えない……(Vine派の方ゴメンナサイ)
FC3はアプリの日本語対応状況がまだ弱いので少々使いにくいところもありますが、今のところインストール第一候補。KDE環境を整えてKDEアプリを中心にしたときはどの程度の対応状況なのかを把握し切れていないというのもありますし、割と期待感は大きいです。ただSUSE Linux 9.3も既に配布されており、YaSTの管理機能に惚れ込んだ私としてはもうちょっとSUSEに頑張ってもらいたい。デバイスドライバへの対応を改善して、ATOK for Linuxを同梱したディストリを販売してくれるなら乗り換える可能性も極大。しかしFedoraの親元ともいえるRedHatがRed Hat Enterprices Linux(FedoraCoreを基にしたディストリ)でYaSTを取り込むという情報もあり、そうなればFCでもYaSTを使っていけるかもしれません。ともあれ、FC系とSUSE系は個人的に使っていきたいLinuxディストリといえそうです。
明日はまたFCLinuxの再インストールに戻ることにします。アップデート作業がだるいので、全てのパッケージを取り込むのはなしの方向にしてやりますが。
……今日はまた一段と無駄に長いコラムになったなぁ。orz
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