最近部活メンバーのmixiの輪が広まりつつあることに驚きとともに動揺を隠せない冬の午後、こんにちは悠です。だんだんとこのサイトの存在も身内バレしてきたような感があります。4年もやっといて、オフ友人(その道の属性を持つ人は除く)にはほとんど知られていなかったんですが、mixiを通じて少しずつこっちの方にも流れ込んできているような気がしないでもないです。
身内バレで一番怖いのは、実を言うとコメントやトラックバックなどの「管理人が操れない情報」です。オフで面識があるということを知られると、そのオフ友人が個人情報に関する発言を残せば、その管理人に関する情報も少なからず分かるということですよ。私の場合は、サイトでは都道府県レベル、mixiでは市町村レベルまで自分でも明らかにしているのでいいんですけど、名前や番地とかまで特定されるようになると正直怖いですね。類推できる情報は、実は過去ログには結構あったりするんですが、本気で情報を集めようという気を起こせば個人にまで特定されてしまいそうです。そのこともあって過去ログの全閲覧は結構渋っていたんですが。
それが気にならないという人も多いでしょう。身内とのやり取りを前提とした場所であれば、それらの個人情報を公表することは何ら苦になることはないでしょうが、その結果周囲に迷惑がかかるかもしれないという可能性を考慮されたことはありますか? 女性だったらそこからネットストーカーにつきまとわれるという被害も、冗談ではなくあり得ます。
ネット上のやり取りでは、現実と違って交換される情報が非常に限られています。よくあるチャットにしたって、感情の交換ができずにすれ違いになってしまったという話はありふれているといっても過言ではないほどにあります。が、一旦その情報が手に入ると芋づる式に情報が取り出せてしまうというのもネットの特徴です。そのつるになり得るのが、ネット上で飛び交う「友人同士の情報」だったりするわけで。
それがどうしたと思える人は、芸能人等言うまでもないほどの著名人かもしくは単に情報管理意識が薄い人のどちらかだと思います。意識の薄さが指摘するのは、名前や住所、電話番号等の個人情報を公開するなという意味ではなく、それらを公開したときのリスクを考えているかということ。自分が公開できる情報レベルを考えて、それらのリスクを背負っても不都合は生じないと判断・トラブルが生じたときも対処できる範囲に合っているかを考慮しないと、気づいたときには手遅れになっている可能性もあります。
「ネットでトラブルは起きない」と無根拠に信じる人は、「自分は絶対交通事故に遭わない」と無根拠に信じるのと同じです。どういうトラブルが発生し得るかも知らなければ、対処のしようもないはずです。自分が置かれている立場、言動の重要性を認識した上でリスクを管理しなければならないということは、現実では「当然するべきこと」です。ネットだから特別というものではありません。
自分を守ることが他人を守ることになり、他人を守ることになるのが自分を守ることになる。だからこそ、他人を守ることも自衛の一つです。逆に言えば、自分を守れなければ他人も危険に晒してしまうかもしれないということ。
ネット世界の光と闇は、いつでも隣にあります。
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