最近気がついたこと。怒りの沸点が低いと大変ダナーと思う。
アレコレと些細なこと(本人にとっては些細ではないんだろうけど)に怒りを覚え、そのたびにエネルギーを使うのは凄く勿体ないことではないだろうかと。私の性格が昔から鷹揚過ぎるきらいもあるからなのですが、事あるごとに怒る人を見ていると逆に同情してしまったり。
その逆に、些細なことでも幸せと思える人は凄く羨ましいし、素敵だと思う。他の人にはなんてことないことにも幸せを感じられるということは、つまりその人は他の人よりも幸せの度合いが大きいんじゃないでしょうか。綺麗な夕焼けが見られたとか、雨上がりの虹が見えたとか、そんな些細なこと。
この二つは対極にあると思う。些細なことに怒る人は些細なことでは幸せに感じられないし、些細なことで幸せを感じられる人は些細なことでは怒らない。どっちが不幸なんて聞かなくても分かりそうなもんだけど。かといって、怒りがわき上がるのもしょうがないなんていう意見もある。
怒るな、とは言わないし言えない。感情は理由が無くとも生じるわけで、それを無理に抑えつけるのは宜しくない。色んな立場と意見と経験があるから、どれが些細なことなんて本人しか分からない。けど、それが本当に自分にとって重大なことなのか、もしかして実はたいしたこと無いんじゃないかって考えることくらいはできると思う。そんなの考える必要も、そうしたいとも思わないというんだったら、それは思考停止と同じなんじゃないか。それこそ不幸なんじゃないか。
心を広く持て、とよく言うけど、それは小さな幸せを感じることに通じると思う。子供っぽい? 結構。子供のほうが大人よりもよっぽど素直に幸せを感じているよ。子供っぽい怒り方をする人よりも、子供っぽい幸せを感じる人のほうが素敵だと思う。そういう精神は若く保っていた方が良いと思うけどね。
子供の幸せと大人の怒りを持てたら、感情豊かな幸せな人なんじゃないかな。
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