図解アリエナイ理科ノ教科書（薬理凶室著）
図解アリエナイ理科ノ教科書IIB（薬理凶室著）
(゜Д゜)！！
ついにこの手に入りました。マッドサイエンティスト必携の書。『図解・アリエナイ理科ノ教科書』IA（便宜的に）とIIBですよ！ 年末になるせ氏と会話中に出てきた一品。IIBは正月の帰省時に衝動的に購入したけど、IAは廃刊ということもあってか手に入らなかったんだよな。仕方なしに大学生協で注文してみると『改訂版』が届いた！ 初版が欲しかった気がしないでもないが仕方ない。でも学校側からマークされてたりしないよな！？
そんな感じで、内容はかなりアフロを感じさせてくれるスバラシイ教科書です。生物、化学、物理と高校の三大理科科目をカバーしてます。さすがに地学でマッドは難しかろうというのもあるでしょうが。しかしこの三科目だけで十分すぎるほどの濃さ。どれも怪しさ満載で、手順間違えたらあぼーんですよと注記されているのがリアルです。個人的にはやっぱり物理の電磁砲（EML）やテスラコイル、アーク放電あたりに心惹かれますた。あと化学分野は高校の級友である某S氏に最適かと思われます。青酸カリなんぞ目じゃねぇ！といえるくらいの知識が身に付きますぞ。
と、色々マッドな部分を強調してみましたが、無論この本が殺人兵器を作れだのといったことを示唆してるわけではありません。純粋に、理科の楽しさ・奥深さを語っていると思います。表現はアレゲですが。あとがきに書かれていることは至極まともで、『科学に善悪はなく、ただ使う側の思想に依る』というのは非常に的を射た指摘ではないでしょうか。
科学は使い方次第。その使い方も教えず、思想を語ることもせず、ただ見た目に危ないからという理由で『これは危ないからしてはいけません』の一言に終始する昨今の教育というのはどうかしてると思います。実際、この本は一部都道府県によって有害図書指定とされていましたが、そんな臭い物に蓋をするやり方は正攻法といえるんでしょうか。
理科の面白さを語るのに倫理感が必要なら、まずその倫理を教育する必要があるんじゃねぇのか。道徳の時間を潰して受験勉強なんぞに割り当てている腐れた大人に、有害だのなんだのと言われる筋合いはねぇ。中途半端で面白くもない理科なんか教えるなよ。だからこその昨今の『理科離れ』があるんだろうに。
それでもレッテルを貼って罵る堅物なら、アングラでも有害でもなんとでも言ってくれ。アングラ上等。身近なことでできる理科だから実験も楽しいし、むやみやたらと危険といわれる実験に魅力を感じることだってあるだろうよ。子供の好奇心に善悪はないし、それを倫理観で縛るなら、早いうちから倫理を教えるのも必然。むしろそれを教えられない大人側に問題があるとは思わないのか。
理科の畑に属する人間として、自然に対する畏敬というものをもっと素直に感じて欲しいと思う今日この頃。
Comment
おぉー！ついに！！
てか、正月にⅡBは購入してたのねｗ
僕もついこの前、大阪の大きな書店に行ったときに立ち読みしました。
内容を理解するのは難しいけど、ワクワク感というかすばらしさは伝わってきましたね。
某S氏には超オススメの一品。送って差し上げては？
T島あたりにこの教科書使って授業してもらいたいですｗ
（夏休みの課外（not 加害）授業あたりで）
>>なるせ氏
実は三条河原町付近のTSUTAYAで見つけました。ネットカフェで時間潰した後、夜行列車に乗る前くらいのタイミングですな。
内容の理解は、まぁ高校レベルの知識にダイレクトアクセスできないと立ち読みでは難しいかもしれませんね。俺は『そういえばそんな理論もあったなぁ』みたいな感じで流し読みしましたが。でも実際に実験するとするならば、相応の理解と設備、遺書の用意が必要ですｗ
マジでコイルガンとか作りてぇ。
某S氏にも知って貰いたいのは承知。春にアポとって送ってみるか？
T島さんにも見解を伺いたいところではありますなぁ。
>某S氏
こないだメールが来て、「超欲しい！」って言ってたよ。
部屋の壁にメタフェタミンの合成法を自分で手書きしたレポートを飾っているくらいらしい。
T島はこの本の存在くらいは知ってるんだろうな･･･。
見解は伺いたいですな。
でも、「ゆとり教育世代」にはこのないように着いていけるかどうか･･･。
>>なるせ氏
やはりｗ 化学の分野だけでもコピって渡そうかｗ
メタンフェタミンの合成法を手書きで飾るとかいうのがもうね。
T島さんには久しく会ってないな。
あまり私的な会話をしたことがなかったもんで、実際どんな見解なのか皆目見当もつかぬ。
あー、むしろもっと若い世代から教育した方がいいんじゃね？とは思う。