家に帰って郵便ポストを見たら「至急開封のこと」「重要」「親展」と書かれた赤茶色の封筒が届いてましてね。なんやエライものものしい奴が届いてんなぁと差出人を見てみたら、「骨髄バンク」云々とか書かれてやんの。ここでピンと来たね。アレだ、骨髄バンクにドナーとしてデータを登録してたからその関連だろーって。
実を言うと献血のついでにこっそりそんな登録をしていたんですけど、まさかホントにこういった物が届くとはなぁ。いやぶっちゃけ登録してから一年も経ってないはず。一応色々とリスクもあることは知っているから、配偶者や両親といった身近な人の同意を得た上で、と説明付きで登録の際に言われ、親に電話したことがある。残念ながら配偶者とやらは架空の存在ですので。
で、実際封筒を開けて中の挨拶文とともに書かれた要件には、まぁ予想通りのことが書いてありまして。なんか患者が骨髄バンクでデータ検索をしてみたらお前が該当候補にぶち当たったので詳しく検査させろやゴルァお願いしますといった感じの言葉をオブラートに包みまくった文章でつらつらと。一応、守秘義務というかプライバシー保護のためというか、あんまり詳しい情報をネットに載せることは無理みたいなんでこれ以上は触れられませんけど。とりあえずOKかどうか、OKなら身長体重に始まり既往歴や海外渡航歴等々を記入。で、返信と。俺? 無論OKですが何か? そもそもそうでもない限り登録してないですし、スケジュール調整とか考えないといかん部分はありますけど、基本的に今の時期は暇ですから。あと学生ですから。むしろ社会に出る前で良かったとさえ思うよ。'`,、 ('∀`) '`,、
あー、移植に対するだいたいの批判的な意見は一応目を通しているので、それなりに"覚悟"はしているつもりです。ジョルノではありませんが、こういったことをやるにはそれなりに"覚悟"をしてきている人じゃないと無理ですよね。リターンもないのにリスクを背負うなんてと思われる方もいるでしょうが、リターンは将来的なものと考えれば悪くはないはず。制度が整えば、自分が骨髄を貰う側になったとしても有り難いはずです。更に言うなら、
「誰かを助けるのに理由がいるかい?」 by ジタン・トライバル(出典: ファイナルファンタジーⅨ)
という素晴らしい名言を残してくれてます。やばい格好えぇ。主にジタンが。
……とここまで書いておいてなんですが、勿論ドナー候補になっただけなので確定ではありませぬ。相手側の事情は分かりませんし、他の候補者になりうることも十分有り得るんですけど、ここまで良いこといっといてドナーから外れたら逆に笑えるわ。そんときは全てを忘れてくださいお願いします。
Comment
悠氏の行動、とてもうらやましいです。
たとえ自分自身に医療技術が無くても、誰かを救う事が出来る、とても尊い事です。
僕は献血に興味が出た頃に自分が病気になってしまって、そういう事ができなくなってしまいましたので…。
そんな事を思いながら、応援(?)しています。
やらない善より、やる偽善。
という某巨大掲示板発祥の言葉は、なかなかどうして、巧い表現だと思います。
ノブレスオブリージュという概念も日本に浸透していけばいいと思うんですけどね。