唐突にPCの話題。前回に自作PCへの情熱がショボーン云々とか抜かしておきながらこの様ですよ。えぇまぁ、研究室のサーバのリプレースを行う予定なので、新システムの見積もりを出してくれと言われたんですけどね。現状、ほぼファイルサーバとしての運用のみになっていることとそのデータ容量の肥大化が問題になりつつあるということの2点から、リプレースにあたってストレージサーバを導入することになりました。で、その構成をどうするかという問題。
要求される仕様は、(1)次のリプレース(5年後程度)までに必要とされそうなデータ容量・バックアップ(100TB程度)を賄えること、(2)Windows/Linux問わずデータアクセスが可能なこと、(3)LAN内だけでなくLAN外からもSSH等でアクセスできること、(4)サーバ管理が簡便であること、といったところ。予算としては150万ほどつくようですけど、容量がしんどい。まぁ現状でも6TBくらいあるディスクをRAID1で90%程度使用しているので、5年後となると10倍程度は見積もっておかないとね。
IODATAやBUFFALOのサイトで調べてみたところ、企業向けNASを導入するのが手っ取り早いか?とも思ったんですが、容量的にちょっと足りない(IODATAの8TB/22万だと10台強の導入になる)なこと、サーバ管理が簡便とは言い難いこと(状況的にActiveDirectoryが必要そうなのでWindowsサーバを別途導入必須)、SSHが使えるかどうか怪しいことが難点。
そもそも容量下限である100TBとなると、内蔵HDDで2TB/1万を50台のほうがコストパフォーマンスがよさげ。しかし、SATAで50台を接続……ゴクリ。普通に無理じゃね? 故障率を考えるとメンテナンスが心配。一応、RAID10を組む予定ではあるんですけども……。構成の物理的限界から容量はもっと下限になるかも。
他の条件(2)〜(4)に関して、FreeNAS(freenas.org)は一つの解になりうるんじゃないかと考えてます。50台が接続できるなら、予算内で収まりかつ設定の簡単さという点でFreeNASは全然有りだと思う。むしろ自宅サーバもCentOSからFreeNASに切り替えようかと。ブラウザ使ってGUIで設定・管理ができるのは有り難い。ノートPCしかもう無いし。
しかし、そうなるとストレージサーバをがつんと導入した方が早いんじゃないか……と、堂々巡りに。教官と落としどころを相談したほうがいいかもしれぬ。そもそも予算と要求仕様があってないんじゃないかと。100TBのストレージサーバって、相場でいくらだ……。
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