Google日本語入力、正式サービスへ。そして開発秘話コミックも公開中(slashdot.jp)
日本語入力は長いことATOKを利用してますが、Googleが新開発した日本語入力ソフトも興味があります。正式サービス開始とはいえ、まだLinux版は出ていないようですので、今しばらくはATOKしか選択肢はありませんが。変換精度は勿論、インストールに関する情報の整備や対応OSの多さも評価に繋がります。後者に関していえば実際のところ、ジャストシステムよりはGoogleのほうが分があるかなと。変換精度に関しても、ベータ版の様子を見ている限りでは、現在ではあまり気にならないレベルのようですね。しかも最新の時事ネタやネットスラング等も取り込んでいけるので、辞書ファイルの更新が非常に低ストレス。ATOKは辞書更新=新製品購入だからね……。数千円程度とはいえど。
Google日本語入力といえばすぐ思いつくのがWebとのリアルタイムな辞書同期、かと思いきや、実はそうではないようです。上記記事のリンク中にある開発秘話コミックにあったのですが、Google日本語入力は完全なローカル環境で動作するようで。つまるところ、ほぼ無料で使える・変換精度の高い・マルチプラットフォーム対応(予定)な・日本語入力ソフト、ということでは。なにそれすばらしい。性能面で従来のものと比較しても、Google日本語入力が勝る部分、革新的な部分は当然あります。記事のコメントで、Android版が出れば……とありますが、賛同です。将来的に買い換える予定のスマートフォンについていればねぇ。いやむしろ50ドルくらいまでなら払える。今までもATOKに払ってきたし。Linux版が非常に待ち遠しいですよ。
余談として、開発秘話コミックのことなんですが、日本語入力ソフトの背景知識としても面白い上にWindowsのDLL分割に関する流儀みたいなところも興味深い。ソフトウェア開発でちょうどどういった部分を分割すべきなのか、と悩んでいたところなので、これは中々示唆に富んだ話でした。コミックなので難しい技術話も分かり易いと思います。いやホント。
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