光陰矢のごとし。週単位のスケジュールをこなしていると、4回で1か月が過ぎていくという当たり前のことに、またその過ぎ去る時間の速さに、驚きます。ホント残念なくらいに早い。博士論文の大詰めがやってきているというのも理由の一つやもしれませぬ。
さておき。仕事上の理由で大規模並列計算を行うことが多いのですが、研究室ではあまりこの手の計算を行ってこなかったので、チューニング作業の手さぐり具合が半端ない。しかし、楽しい。まだまだ書籍で勉強中の段階ですけど、目に見えてプログラムが速く動いたりするとすごく楽しい。OpenMPとかMPIとかSIMDとか、今はまだおぼろげな知識の塊をひも解いて適用していくのがたまらない。そして思い通りの性能が……なかなか出ないんですけどね、うん。
それが終わったら博士論文執筆。こっちはひたすら、言葉の整理。ぼこぼこ文章は湧いてくるんですけど、どうにも私の文章には一貫性がないらしい。言葉を追って読んでも理解できず、全体を通して初めて文章の整合性が理解できるんだと。うん、まぁ、確かに、この文章もそうですね。この文章を論理的にまとめる作業はあまり好きくない模様。論文を書かないといけないのに、ついついOpenMPの参考書に手が伸びる。勉強しなくちゃいけないときの掃除の楽しさに通ずるものがあるのかも。
しかしまぁ、なんというか、私ゃどうも計算機科学のほうが性にあってるんでねぇか?と思う次第。今更そっちの分野に転向するのは……はてさてどうなんだろうか。あくまで道具として使っているうちが楽しいのかもしれない。専門にすると、ねぇ。
夕食をつつきながらの、物思いにふける秋の夜でした。
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