いつものごとく、余った時間を使って観光にGO。管理人の悠です。せっかくスイスでも有名な観光地に来ているんですから、こりゃあ相応にアクティビティを楽しまないと、この街に申し訳が立たないってもんですよ。幸いなことに天気も良いし、夏の日差しが私を呼んでいるんだから、仕方ないよね。
まずもって素晴らしいのは、このダヴォスという街の観光推しっぷりです。ダヴォス内のホテルに泊まると、10Sfr(スイスフラン)のデポジットを支払うことで、街の中を走るバスだけでなく、近くの山を登るケーブルカー及びロープウェイまでも無料で何度でも乗れるというゲストカードを貰うことができます。普通に支払おうとすると、ケーブルカーやロープウェイはおよそ40Sfrほど。即ち、4000円強。うへぇ。ゲストカードはホテル出発時にちゃんと返却することでデポジットが戻ってくるというシステムになっており、実質無料でバス、ケーブルカー、ロープウェイが乗り放題というわけですよ。そりゃあ観光客は皆して乗るわー。
ホテルに泊まるだけでそんな便利なカードを貰えるんだから、活用しないのは失礼ですよね。というわけで早速、Davos Platz駅からすぐ南にあるJakobsHorn(ヤコブスホルン)に向かうロープウェイへGO。
ヤコブスホルンへ向かうロープウェイは30分に1回の運行ペースですが、うまくタイミングが合ってほとんど待たずに乗れました。中間駅でロープウェイを乗り換え、さらに頂上へ。ふもとからおよそ30分足らずで標高2590mのヤコブスホルンに到着です。
気温は9℃。万年雪?も残っています。とはいえ日差しが強く、風が強く吹かない限りは半袖でもそれなりに平気なほど。ハイカーな方々はノースリーブどころかタンクトップな人もいたりして、半袖の私から見ても寒くないのか?と思いたいくらい。
しかしまぁ、素晴らしい景色。8年ほど前にドイツのツークシュピッツェに登った時は、雲に覆われて何にも見えないばかりだったのですが、初めてアルプスの山脈を眺めたっていう気分です。抜けるような青空が憎らしいくらいに気持ちいい。
さらにさらに、ロープウェイで麓までさくっと戻り、ダヴォスの街を横断して次なる山を目指します。Davos Dorf駅に近いケーブルカー駅から、今度はWeissfluh(ヴァイスフルー)をめざし出発。またも中間駅をはさんで、40分足らずでWeissfluhjoch(ヴァイスフルーヨッホ)に到着。標高2662m。ケーブルカーはここまでしかなく、しかも夏季は頂上までのリフトは運休のため、頂上の2900m越えには徒歩2時間弱で行けるとか。
うん、無理。とてもじゃないけど、ハイキングで行けるレベルじゃねぇ。本格的な登山装備が必要だよ!
多少時間が余っていたので、ヨッホから中間駅までを歩いて降りてみる。
降りる途中にあったParsennseという湖。雪解け水が流れ込んでいるのでめっちゃ冷たい。
道標と豪快に山を下る滝。
結構道の勾配がきついので、降りるのはエネルギー的に楽かもしれんですけど、下手に歩くと膝へのダメージが半端ない。広めの道ではジグザグに歩くようにしながら、膝への負担をなるべく少なくします。40分ちょっとくらいで中間駅までたどり着きました。
その後はケーブルカーに乗って下山し、ホテルへ戻ってきました。久しぶりの山登りを超満喫して、ご満悦の悠です。あまりの嬉しさに、しばらく膝の笑いが止まらなかったくらいですよ。こういう自然を楽しむ機会は、仕事が始まって以降めっきり少なくなってきている気がするので、多少の面倒くささを押しのけてでも出てみないとダメですね。いや実際、出かける前の朝のうちはわりとテンション低かったですし。
とりあえず目立った観光はこれでおしまい。あとは仕事して、学会出て、日本に戻るだけですなー。
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