PC DEPOTがお年寄りに高額サポートを結ばせ、さらに10万円の解約料を払わせたとして炎上(srad.jp)
PCデポの高額サポート問題に関する詳細レポート、契約内容の詳細が明かされる(srad.jp)
個人的に色々と考えさせられる記事。内容をかいつまんで書き下すと、認知症の高齢者に不十分な説明で契約を結ばせ、項が鵜の契約料・解約料をせしめた(ようとした?)という話。要約だけだとなんか押し売り詐欺的な感じですが、どこにでもある民間企業との契約話。
記事を読んでいくと、いくつかの論点があるように感じました。1つ目はサポート料金が適正かどうか、2つ目は契約そのものが違法かどうか、3つ目は認知症の高齢者に契約を結ばせるのは妥当かどうか、というところでしょうか。1つ目はまぁ、スラドがPC系情報サイトということもあり、サポート料金そのものはさほど議論にはなっていないようです。サポートがいかに大変か、無期限サポートを無償でやれなんていう無理難題のクレームを避けるためにも、一定額のサポート料金は必要という感じに収まってますかね。2つ目は現状、法整備が遅れているけども、民法改正でこれらが違法になる可能性が高いという感じ。
問題は3つ目で、これは難しいところですね。契約の自由という観点からすると、一個人の契約内容を極度に制限するわけにはいきませんが、認知症という観点から考えると成人後見人制度などを利用してある程度家族側でコントロールする必要もある、と。実際、今後はそういう話が自分にも具体的にふってかかってくる可能性があることを考慮すると、制度を利用している人の話はなかなか貴重。
自分だけの話なら、勉強して詐欺のような契約を結ばないように気を付けろ、で終わりですが、家族を含めるとなるとどう啓発していくか、というのも重要ですね。それも病気を抱えているならなおさら。
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