謎の囲碁棋士「Master」の正体は「AlphaGo」 Googleが発表(nicovideo.jp)
昨年末あたりからネット囲碁に出没していた正体不明のアカウント「Master」がAlphaGoでした、というお話。AlphaGoは、昨年の春頃に話題になっていた(spherewind.com)、人間と互角以上に戦う囲碁AIです。ネット囲碁では一般人に紛れてプロ棋士も参戦していることが知られており、そのアカウントも公開または公然の秘密状態になっていたとか。そのプロ囲碁棋士たちが、正体不明のアカウントに次々と負けるものだから何者かと騒然となり、Google社が種明かしという感じだそうで。コメントには某週刊少年誌で昔連載されていた某囲碁漫画のアレを思い起こす人がやはり多数いましたが、まぁ順当に考えるとそうですよねってところ。
記事中では、ネット囲碁では持ち時間が短いような表現がなされていますが、複数のネット囲碁ゲームにおいて100戦近く戦って無敗という漫画のような成績を修めています。ホント、saiみたい。今後は持ち時間を通常の対局と同等にした公式戦を行うと宣言していますが、日進月歩のAI業界で、昨年の春でさえトッププロ棋士を負かしたAlphaGoが、果たして互角以上に戦える相手はどれだけいるんでしょうか。
チェスのチャンピオンがAIに負けて十数年、次は将棋かと言われていた矢先にGoogleが囲碁でぶっちぎってしまった感のあるテーブルゲームAI開発ですが、まぁこれは世界的に普及している囲碁と主に日本のみの将棋ではAI開発リソースも違うのでしょうがないところもあります。他には単純力押しな探索から、モンテカルロ法と深化学習を組み合わせた囲碁ならではのAI学習がハマったというのもありますが。AlphaGoは自分自身と数秒で1局を行うらしく、その学習速度はまさに並外れた速さ。数年あれば、プロ棋士の生涯対局数を優に超えるくらいの対局をこなすそうで。その全てが人間並みの学習とは言えませんが、数をこなせば知啓を得るというのはAlphaGoの戦績が証明しているので、昨春と今とでは別物というくらいのAIになっているんだろうなぁと予想。
一方、日本のお役所は総務省がAIの公的認証制度を検討中(srad.jp)という、なんかもう、うーん。
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