速報・電王戦第1局は佐藤名人敗れる。ポナンザはほとんど時間を使わず、トラブル発生しても関係なし(engadget.com)
速報記事と銘打ってますが、4月1日に行われた電王戦の第1局。棋譜は将棋連盟の中継サイトが良いですね。Flashプレイヤーが必要ですが、1手ずつに解説がついているのでわかりやすいです。
棋譜中継にプロ棋士の解説があるので展開や手の意味はそちらを参照してもらうとして、全体的には完封された感がありますね。トラブルがあったり、初手3八金が飛び出してきたりと、対人戦とは趣の異なる一局ですが、内容はプロに全く引けを取らないAIの指しっぷり。現役タイトルホルダーの名人が、ほとんど攻め手を見いだせずに投了とか、AIの読みが鋭すぎる。手の解説を追っていると、棋士側でも想像している手とそうでもない手がだいたい6:4くらいで、その想像していない手が妙手だったりするのがなんともはや。初手3八金もそうですが、意外な手を上手くとがめられないと、互角以上に戦われてしまうんですね。AI側の局面を組み立てる構想が凄まじい。
個人的にAI将棋も好きですけど、やっぱり人間の底力を見せてほしいとも思ってしまう今日この頃。次回第2局は5月20日ですかね。佐藤名人の構想に期待しませう。
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